芸術は必要か?
「明日の飯を食うためには必要無いが、明日を生きるためには必要である」と答える。
数年前に訪ねた青森の県立美術館は、憩いの場である公園の中にたたずみ芸術がとても身近なものとなっていた。十和田市現代美術館、国際芸術センター青森も含めて青森県の芸術意識の高さを表す。県民の心の支え・誇りとなっているのではないだろうか。
安曇野の地に集まった美術館等を周ったときは、蔵王町もこんな風になるといいなあと感じた。特に萩原碌山(はぎわらりょうざん)美術館は逸品である。小さな美術館ながらその力強い作品群が強烈な印象として残っている。高村光太郎の「手」もここで観たような気がしているが、再度確かめに行きたいものだ。
イタリアでは道路の400m毎に彫刻を飾らなければならないという法律があると聞いた。フランスルーブル美術館は混雑するであろう週末に入園料が無料(又は安く)になり、周辺のコイン式パーキングも無料だった。芸術の価値は市民に還元されるべきであるという思想とのことだ。
芸術には心を豊かに育てる力がある。
議会改革の必要性
住民参加のまちづくり推進と同様に急がれるのは議会改革であろう。
具体的な施策が無く、動きの見えない行政。活気が無く、方向性も出さない議会。若者には魅力の無い議員職、町制への参加意識も薄い。
これらの問題の根源は住民の自主性・主体性・問題意識の欠如であるが、それに乗じて安穏とする町会議員/議会が町の活性化を遅らせているとも言える。
議員活動に緊張感をもたらし、住民の参加意識を向上させ、町づくりの議論を活性化するために以下のものを検討したい。
・住民の参加を促す、百条委員会設置、住民投票制度導入、オンブズ/市民活動導入。
・議会の政策立案機能を充実させるため、議会事務局の調査、政策法務等の充実。報告義務を前提とした政務調査費の復活。
・議員定数/議員報酬等の見直し(若者が参加できる議員職にする)。
等を考えるが、これらについては今後も検討してみる。