町議会報告会の議事録から

町議会報告会後に町民に対し各地(各区)で報告会が開催されるが、その議事録から以下の点をピックアップしてみました。

Pgikai201601蔵王町「議会だより」のページへ

◆不納欠損の問題。これは住民の関心事であり毎回質問を受けているのですが「役場職員が対応するもなかなか解決できない」との説明で済まされている。こうゆう問題はその内容を検証・分析しなければ対策も問題解決に繋がらない。不納になっている内容は何か(保険料、税金、水道料?)。金額の大きいもの、件数の大きいものは何か。不納者は誰か?事業者か個人か貧困者か。不納の理由・言い分は何か。それぞれに対策が違うこともあるだろう、役場側の対応(金額低減、規約の改正)が必要な場合もあるはずだ。議員の誰もが真剣に対峙しようとしているようには見えない。

◆国保会計(基金)、介護保険会計(基金)に関する質問。高齢化が進む中でやはりその財政について心配する方が多い。また国民健康保険が2017年度末には都道府県に移管されることについての質問があったが私もそれによって健康保険がどの様に変化するのか未だ知らない。介護保険法についてはこのところ大幅な改正が行われ、介護度(症状)の軽い方は介護施設を利用しにくくなることはご存知でしょうか?その対策・制度改正は市町村に委ねられ「地域包括ケアシステムの構築」、生活支援・介護予防の為の「協議体」を設置することが急務ですが、この質問は出ていませんでしたね。

◆中学校の統合の問題。人口(子供)の減少により遠刈田中学校を円田中学校と統合しようとするものだ。またその先には蔵王町の中学校を1校に統合する方向も見ているようだ。数合わせで計算したらその様になるのでしょうね。そこに意思・施策が加わればまた違った対策がでるでしょうに。「学校が無くなればその地域が廃れる」という意見が出たようだが、私もその意見だ。

◆「地方創世統合戦略」について。昨年から「住民の意見を吸い上げて作成する」と聞いていたが、いつの間にか完成したそうだ。誰が作ったのか?そんなに簡単に出来たのか?驚いてしまう(そもそも喫緊の課題である高齢社会対応、地域包括、住民(参加)総活躍・協働社会と言ったキーワードが出ていない。住民あっての町であり、住民が参加できる具体的施策(TASK)を作る視点が抜けていると思う)
役場ホームページより(PDF)
役場のホームページご紹介
こんな大事(町の中長期計画・戦略)がどの様な過程をもって作成されたのか議員たちの発言は曖昧だった。だいたい議員はこの施策の作成に参加していなかったのだろうか?この会議「出来レース」だったのではないでしょうねえ。いつもの「蔵王町もやってますよ、できてますよ」では血の通った施策にはなりません。そもそも、この施策を一歩ずつ具体的に進めることが重要なのだが、そのタスクスケジュールはどこにあるのでしょうか。それ無しではPDCAも出来ませんし、精査・検証する体制はどこにあり、その重責を担うメンバーは誰ですか?

◆その他のキーワードとして、高校・大学への交通費負担の問題、蔵王高校の生徒数減、不登校問題、地域の活性化・人口減・空洞化問題、農業の活性化施策、議会評価制度、新設されたスポーツ推進課の内容、ございんホールの有効利用、企業誘致・アクセス道路整備、等々の質問が出ていた。

そもそも、この議会報告会への参加者がとても少ない(各地域数名ずつ)。それに若者がいない。それが大きな問題だと思う。
それから「地域包括ケアシステム構築」「協働社会の実現」「高齢化社会対策」「少子化対策」「地域創世施策」は結局、切り口が違っているがゴール・目的は同じではないかと考えています。なぜなら、それを実施する主体も対象も我々住民ですから。

松ケ丘地区に公民館を

松ケ丘地区は戸数の増加とともに(現在100戸を超え増加中)子供さんも増えている大切にすべき優良地域です。お話をお聞きしますと「公民館の設置」「JR東白石駅への橋」「バスの開通」等の要望がある。以前に何度か検討されたそうだが、その都度頓挫してしまっているとのことだ。
費用の問題、手続きと合意を得るべき官庁・事業者の多様さと難しさがあるようだが諦めていては決して実現しない、一歩づつでも継続してゆきたいと考える。
ところで、公民館なら若い方の希望を入れて他には無いものを作りたい。橋なら白鳥公園にふさわしい景観のものを造りたいものだ。

Pshiroishi201601(松ケ丘の白鳥公園から東白石駅(対岸左側)を望む)

夜回り先生の菅原文太さんとのエピソード

夜回り先生2015(THE HUFFINGTON POSTの記事から)

少し前の記事ですが、夜回り先生(水谷修氏)が菅原文太さんのコメントを引用し「国があって国民があるのではなく、国民があって、はじめて国がある。・・・」と解く。
結論を急ぐよりも反対者の意見もきちんと聞くことはとても大切だ。

THE HUFFINGTON POSTの記事へ

芸術は必要か?

「明日の飯を食うためには必要無いが、明日を生きるためには必要である」と答える。

数年前に訪ねた青森の県立美術館は、憩いの場である公園の中にたたずみ芸術がとても身近なものとなっていた。十和田市現代美術館、国際芸術センター青森も含めて青森県の芸術意識の高さを表す。県民の心の支え・誇りとなっているのではないだろうか。

安曇野の地に集まった美術館等を周ったときは、蔵王町もこんな風になるといいなあと感じた。特に萩原碌山(はぎわらりょうざん)美術館は逸品である。小さな美術館ながらその力強い作品群が強烈な印象として残っている。高村光太郎の「手」もここで観たような気がしているが、再度確かめに行きたいものだ。

top-1碌山美術館のHPへ

イタリアでは道路の400m毎に彫刻を飾らなければならないという法律があると聞いた。フランスルーブル美術館は混雑するであろう週末に入園料が無料(又は安く)になり、周辺のコイン式パーキングも無料だった。芸術の価値は市民に還元されるべきであるという思想とのことだ。

芸術には心を豊かに育てる力がある。

議会改革の必要性

住民参加のまちづくり推進と同様に急がれるのは議会改革であろう。
具体的な施策が無く、動きの見えない行政。活気が無く、方向性も出さない議会。若者には魅力の無い議員職、町制への参加意識も薄い。

これらの問題の根源は住民の自主性・主体性・問題意識の欠如であるが、それに乗じて安穏とする町会議員/議会が町の活性化を遅らせているとも言える。
議員活動に緊張感をもたらし、住民の参加意識を向上させ、町づくりの議論を活性化するために以下のものを検討したい。
・住民の参加を促す、百条委員会設置、住民投票制度導入、オンブズ/市民活動導入。
・議会の政策立案機能を充実させるため、議会事務局の調査、政策法務等の充実。報告義務を前提とした政務調査費の復活。
・議員定数/議員報酬等の見直し(若者が参加できる議員職にする)。

等を考えるが、これらについては今後も検討してみる。